もう泊まれないお城ホテル

 北イングランドにあるお城ホテル(カントリーハウスホテル)が
コロナ禍の影響で閉業し売りに出されたというニュースがありました。

以前宿泊したことがありましたが、今後はホテル営業はしないそうなので
宿泊できたのは貴重な体験となってしまいました。

1800年代後半に建設されたそのホテルは、グレードⅡのエリザベス朝リバイバル様式
の50数部屋とジムやプールも備えた本格的なもので
他のお城ホテル同様広大な敷地が備わっていました。

どのお城ホテルもそうなのですが入口からホテル本館までは車で5分くらいかかります。

普通の道路から



看板がなければ見落としてしまいそうな入口を入っていくと





森を通過し




途中、庭師さんの家が見えてきました

そしてまだまだ



やっと見えてきました。


建物が大きく、全景をとらえるためにはかなり離れないといけないのですが
長旅で疲れていましたので、あきらめ近くからの撮影のみです。






館内はこんな感じ













テラスでワインをいただき一休み。

その後はバーでディナーメニューを決めて
一杯やりながら案内を待ちます。

そして今夜のディナーは




デザートは



そして夜を迎え


朝になりました。




前の投稿でも書きましたが、歴史的建造物と広大な敷地
(このカントリーハウスでは東京ドーム約10個分)
を維持管理するには相当の費用が必要なはずで、コロナかで旅行者が減り
休業せざるを得なくなったようです。

日本では廃業したホテルや旅館は取り壊しか廃墟化するだけですが
英国のカントリーハウスは歴史的価値を残すため、建物の姿はそのままに
敷地丸ごと売りに出し、ホテルを継続したり、他の業種に変換しながら
大切に保存活用するようです。

気になる売りに出された金額は‥
400万ポンド!(日本円で約6億円)

すぐに買い手は見つかったようで、今後新しい事業を計画していると
発表されていました。しかし、これに改修、改装費や維持費がかかりますので
どのくらいになるのでしょう…?

このように私たちが泊まったお城ホテルやマナーハウスホテルにも
閉業してしまったところがいくつかありました。

そんなホテルも紹介していきます。

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