初めての海外旅行での大失敗。

今から34年前、初めての海外旅行に行くため、成田空港のキャセイパシフィック航空カウンターで香港行きのチェックインを終え、飛行機に乗るだけ!という状態で「ルンルン気分!」(古い表現です。笑い。)で登場開始時間が来るのを待っていました。

何せ初めての海外旅行。もちろん成田空港も初めてで、当時の流行歌中森明菜の北ウィングなどもあり、隅々まで見学して、ちょっと「リッチな気分」(これも死語ですね。)でカフェでお茶などしていました。

登場開始30分前になったので、そろそろ搭乗ゲートに向かおうとすると、何やら長蛇の列。手荷物検査のゲートに並んでいる人たちで、なかなか進まない。5分、10分、15分過ぎてもまだまだ並んでいたため、これではまずいと思い「すみません!乗り遅れそうなので先に通してください!」と絶叫しながら検査場を通過し出国検査場でスタンプを押してもらい搭乗口に向かおうとするとなんと最奥!全速力で走って搭乗口に到着すると今まさにガラス面からゆっくり離れていくジャンボジェット機の姿が・・・・。


の・り・お・く・れ・た!

エーッ!待ってくれないの!!


搭乗口の係員さんに「チェックインもしたし、あと数分待ってもらえたら!」と言ったら、「あなたたちだけを待てない」「飛行機は時間優先。」「一度離れるとよほどのことがないとゲートには戻らない」と聞かされました。また、「30分前には搭乗口付近でお待ちいただく事になっています。」と。(今考えると普通ですが、何せ初の海外旅行。おまけに旅行会社のツアーではないため今ほど情報もなく、頼りは「地球の歩き方」でした。)

初めての国際線搭乗だったので、手荷物検査に時間がかかる、搭乗口まで距離がある、「30分前までに」は搭乗口での待機で、私のように飛行機会社カウンター周辺での待機ではない ということをこの時初めて知りました。当時はバブル絶頂期、海外旅行者も多く、今の成田空港からは想像できない数の旅行者であふれていていました。

国際線に乗るのも始めてなら、乗り遅れるのも初めて。
旅行先は特殊な場所で(当時航空機路線もない中国・北京!)グループの個人手配だったので、行程もホテルもすべて決まっているし…。 途方に暮れていました・・。

それからが驚きの体験でした・・。  つづく・・・。

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