1986年の北京

1986年当時の中国北京は外国人の旅行はそれほど自由ではなく、立入り禁止エリア、写真撮影不可、地図の持ち出し不可など規制があったように覚えています。

当時は中国はまだ発展途上。ホテルもレストランも買物もすべてが「外国人専用」があり、そこだけを使うように言われていました。物価も中国国内と世界(日本)では全く違うため、旅行時には「兌換券」という外国人専用レートで計算されたお金を使用することになっていて、中国国内ではまだ珍しい外国製品(普通の日本の製品も)は外国人専用のお店で、兌換券でないと買うことができませんでした。宿泊ホテルの前には兌換券と中国の人民紙幣を交換「10~20倍のレートで交換してくれ!」という人が群れていました。

ホテルのロビーでは白人男性から中国語で話しかけられ、白人が中国語を使う姿を見たことがなかったのでかなり驚きましたが、話を聞くと、その人は一日中ホテルのロビーで中国人を捕まえ中国語の練習をしているとのことでした。 今の中国の発展を見据えビジネスチャンスをつかもうとしていたようです。

食べ物や買い物、服装や交通機関など驚くことばかりでしたが、話が長くなりますのでまたの機会にお話ししたいと思います。

北京では天安門・紫禁城・景山公園・天壇公園・頤和園・八達嶺長城・王府井などを巡り本当は行ってはいけないと言われていた庶民生活エリアにも侵入して、本当の中国を体験してきたのでした‥。



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